熟成に必要な環境
土鍋が逝った。何も言わず。
長崎に暮らすようになって2年半、俺の主食、生活を支えてくれた土鍋にヒビが入っていた。
美味しんぼの言葉で言わせてもらうとなかなか育っていたと思う。
せっかく豆乳鍋の具材を買って帰宅したのに土鍋が使えず困った。
今日は朝からギターの要と共に台風とは逆方向の長崎に向かって飛んだ。
一週間程留守にしていた間に湿気で冷蔵庫の表面にカビが生えていた。
70%以上の湿度は日常的な長崎だが、
葉巻が熟成するのに70%くらいの湿気環境が良いという事も分かったので、この出島にいつか葉巻ブームが来る事を夢見ている。
今は葉巻が買えるお店まで1時間弱チンチン電車に乗らなければいけない。
奥が深い葉巻の世界。
葉巻を保存・熟成させるのに一緒に入れる湿気剤にお酒を染み込ませたりする方もいて、そのお酒の種類で煙の香りや風味も変わるというのだ。気が遠のきそうな話だがロマンがある。
葉巻はタバコと似た物だと思っていたが、全く別物でタールも入っていない。お香に近い。
早く出逢いたかったが、20代の自分には分らなかった時間の使い方だと思う。きっと1時間から1時間半もじっと吸っていられなかっただろう。
明日は新しい相棒(土鍋)を求めて出掛けようと思う。
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