公開したRegal Songについて
昨年末に発表したAYNIW TEPOのアルバム『Beautiful Vibrations』のリリースツアーファイナル心斎橋Pangeaのライブから"Regal Song" の動画がYouTubeチャンネルで公開になった。
この年始1/26のライブが終わって、結構早い段階で映像チームGhostpartyとライブ音源Mix担当の玉田デニーロ氏からはラフが送られていた。
が、肝心のディレクション役である俺と美里はツアー終わりの達成感やその他の依頼、新体制の準備などでなかなかモードに入らないまましばらく放置している状態だった。(ごめんなさい)
この8月に入った辺りから仕上がりに向かって調整を重ねて、最終は映像も音もとても良いものになったと思えた。感謝しかない。
まだ観てないという方
Watch or Die
折角なので今日はこの "Regal Song" の話をさせて貰おうと思う。
この曲は2010年〜2011年頃 (俺も美里もkacicaとして活動中)、美里が当時使用していたシンセprophetと歌で弾き語りのような原型を持って来たのが始まり。
当時のkacicaはメンバーが普通に集まってスタジオで曲を作るというシンプルな事がままならない、そんな厳しい時期にあった。
なのでその弾き語りにローランドのリズムマシンを使って初期のDiploみたいな、ダブステップの原型みたいなビートを俺が打ち込んで、それをドラムでコピーしてもらってギターも乗せてもらって。
完成には至らなかったがアルバムの制作に向けて丁度レコーディングスタジオでプリプロの予定があったので、数回合わせただけで構成も完成していない状態のこの曲を念の為、録音しておいた。
そのプリプロ音源は当時ecosystemで活動中だったギターの要にも渡していて、要もこの曲 (当時は仮題 "Regal" だったと思う) を気に入ってくれていた。
そこから数年が経過した2017年末、AYNIW TEPOのアルバムの収録曲に悩んでいたタイミング。たまたま要と昔話でこのkacicaのプリプロの話になり、ふと、今なら完成させられるんじゃないかという気になり、AYNIW TEPOのアルバムに収録することとなった。
バンドで重ねたセッションを編集してアレンジは固めていったが、レコーディングの最中にもベースラインを何度か変えてリテイクしたりと少し手こずった。
ドラムではどのライドシンバルを使うか、スネアを使うかなど試行錯誤したり、スティーブ・エトウさんに来て頂いて、シェキラ、シェイカーやドラなどパーカッション類も何パターンか試させて頂いた。
管楽器については、
トランペットはゲストに吹きに来て頂き、トロンボーンのパートは知り合いが近くに居なかったので、俺がソフトの音源を使って吹いてるイメージで演奏し打ち込んだ。
歌は一度録音したが、後にイメージを少し変えた歌い方でリテイクした。
過去に作ったものを今のものとして消化するには少し寄り道が必要だったのかもしれない。
タイトルは美里の仕上げた歌詞を見て、俺が "Regal Song" にしようと提案した。
歌詞の内容が細やかな女性らしい勇気を感じる歌詞だったので、時代も背景も違うがBob Marleyの "Redenption Song" と少しかけて "Regal Song" (Regalは和訳すると"堂々とした" いう意味) が良いなと思ったのだ。
という具合でこの曲は完成しアルバムに収録された。
歌詞はインスタグラムで美里が動画と一緒にアップしていたので、アルバムは持っていないがアカウント持っている人は美里を検索して見てみて欲しい。
最後に東京のライブの告知をして終わろうと思います。
9月22日(日) 吉祥寺に今年オープンしたばかりのNEPOというライブハウスでAYNIW TEPOのライブがあります。
2019/09/22 (Sun) 吉祥寺NEPO
"ネポリズム"
act:
FLYING DEAD NYAN-NYAN
Genius P.J’s
clock pulse
fogment
太田ひな quintet
Sara Grace's OneHotNight
AYNIW TEPO
OPEN 16:30 / START 17:00
ADV ¥2,500 / DOOR ¥3,000
🌺AYNIW TEPO official site
🌽吉祥寺NEPO