大新年会の夜のこと
ステージで何より最初に言おうと思っていた、THROAT RECORDS6周年おめでとうを言い忘れたこと、今になって少し悔やんでいる。
そんな一体感のある良い夜。
新年明けてAYNIW TEPO初ライブは奈良NEVERLAND。
(写真/Natsuki Nose)
THROAT RECORDS主催 ”大新年会2019”
共演は
Age Factory
ASPARAGAS
正月スペシャルなお節弁当のようなメンツに会場も動けない程パンパンだった。
新年会に相応しいポジティブな会場の空気感、趣向を変えてのトップLOSTAGEからかなりの熱気だった。出音の仕上がり感が驚異的。年末にYouTube限定で発表した新曲「瞬きをする間に」も生で聴くとより歌が入って来てグッと来た。この日を象徴するようなライブだった。
続いてAYNIW TEPO。
この日我々以外はロック色ってことで色を変える為、登場SEにはインドのSubbulakshmi、名盤カーネギーホールでのライブ音源を選んだ。
2019.01.05 奈良NEVERLANDセットリスト
1. Snow Mountain
2. Regal Song
3. A Seed's Story
4. Family Train
5. Ivy
6. Yan-Yan
後半の3曲スティーヴエトウさんに参加頂き、ステージも華やかに。
スティーヴさんは言葉を必要としない音の源泉の様。正に今刺激を貰っているところ。
AYNIW TEPO初見の人も多かったと思うが、終わってから反応もかなり貰って。やっぱりライブを観てもらえたら話が早いなと。
そしてこの日個人的にかなり感動した8otto。
エッジの効いたギターとドラムの出音も鳴りが良くて一体感が凄かった。クールでファンキー、8ottoでしか味わえない景色。それを再確認した。
からのASPARAGAS。
駆け抜ける楽曲と爽快なメロディがあんなに重厚に、ずっしりと気持ち良く感じられるバンドを初めて見た。演奏がかなり良いことが一聴して分かる、スケールの大きいライブに驚いた。あとシノブさんはトークが面白過ぎてずっと観ていられる人だったな。
最後にAge Factory。
何かに立ち向かうエネルギーが尖っていて美しい。曲はとても繊細でライブも出音も前観た時よりも良かった。楽しみなバンドだ。
いきなりライブのレビューなんてしたくなる、そんな一日だった。きっといた人は分かってくれるはず。
(写真は拝借)
アルバムがまた色んな人の手に渡っていった。
こんなシンプルな事が今は嬉しい。
今週末の1/12(土)京都UrBANGUILDで会えたらよろしくです。 たっぷり、スティーヴさんもまた一緒に。
長く響く、そんなライブにしたい。
幸せの黄色い靴
ここは2019年の奈良。
黄色い靴を履いて新年ステージに立つ夢を年末に見てしまったので、思わず数年後に月を一周する社長の会社で通販購入した。
年末年始も全く影響なく2日間で到着し、お陰様で1月5日の奈良NEVERLANDライブに間に合った。
元旦の朝に仕事を終えて奈良に帰り、自宅で呑んだくれて宇宙の塵になった。
2日は実家の両親に会いに行き、寿司を外食して帰宅した後宇宙の塵になった。
深夜TVの画面の中を泳ぐサメを観ながら今年一年の予定を脳内でまとめる。
3日は昼からサポートをしているmonocismのゲネプロへ。財布を忘れ、ケーブルも忘れるという見事なまでの正月ボケをかましてしまった。
ありがたい轟音ノイズをたっぷりと身体に染み込ませ、ゲネプロ終わりでそのままmonocism新年会へ。
終電を華麗にスルーし、始発まで呑んで帰宅。
4日は奈良で友人が経営する喫茶店Pleased To Meet Me (通称プリトミ)へ。前回納品したアルバムがありがたいことに全部売れたとのことで追加納品した。嬉しい。
そしてEverything But The Girlの”driving”という曲の12インチシングル、赤い鳥の”美しい星”というアルバム(「翼を下さい」の英語版が収録)を購入。
店主島田君のレコード検品もそうだが、店に出ている商品達は丁寧に扱われていて中身もとても綺麗だ。そして想像より少しだけ安い。喫茶の傍らでいて、レコード屋としての熱も感じられる。
さて明日は
THROAT RECORDS presents ”大新年会2019”
メンツを見ても盛り上がることは必至だ。
新年一発目のAYNIW TEPO、出番は18時45分予定。
今回アルバムに参加してくれたスティーヴエトウさんも急遽駆け付けてくれて、数曲ゲスト参加して頂けることになった。光栄で楽しみだ。
今年はやりたいことは色々言っていこうと思っている。それはまたの機会に。
p.s.
日記読んでるよと言われる事がお陰さまで増えました。皆さま今年もよろしくお願いします。
2018年の終わりに
気付けば今年も終わりそうだ。
今は年明けすぐに始まるリリースツアーのこと、その後の動きのアイデアなどが二日酔いの頭の中に溢れ、駆け巡っている。
アルバムリリースから毎日が目まぐるしく、途方もない日々に感じていたが、1ヶ月半しか経過していないんだな。
濃過ぎるコーヒーを飲みながらカレンダーをマジマジと見ている。
今年は時間の多くを音源制作に使った。時には楽しかったが、生む作業はなかなか苦しかった。ただあれだけ早く終わって欲しいと願っていたのに今はもうその感情の跡形もない。名残惜しいと思うほど。
そこから先月始まったリリースツアーでは急激に色んな人に出会って、色んな事が始まった。何かを作り上げるエネルギーには新しい作用が起こることを久しぶりに思い出した。
小さな挫折もあるが応援してくれる人達の言葉に助けられている。
年始1月5日から地元の奈良NEVERLANDでライブができることが嬉しいし、その後毎週末ツアーで大切な場所に行くのが待ち遠しい。
唯一寂しいことはAYNIW TEPO立ち上げから一緒にやって来たメンバーの吉田ともえがこのツアー終わりで活動から一時離脱すること。
だが彼女がまた動ける時までにバンドをより強くできればいいなと思っている。
ツアー各所、そして1月26日(土)の大阪ツアーファイナルにできる限り集まって欲しい。
そう言えば
2018年ベストみたいな感じで色んなメディアやアーティストが今年のアルバムリリースを振り返っているが、特に目に入ってくる事が多いミュージシャンが選ぶ年間ベストなんかは、今年は全世界で50枚くらいしかリリースがなかったのかなと思ってしまうくらいの選択の幅の狭さに驚いている。
毎年思うことだがミュージシャンは年間ベストなんて格好付けたタイトルで選ばない方が良い。好きなアルバムくらいの感じでいいと思う。
世界中の音楽から年間ベストなんて選ぼうものなら聴く行為だけで疲弊して寿命が縮んでしまうだろう。
そんなことより音楽メディア、ミュージシャンが選ぶ居酒屋年間ベストとかあれば見たいな。
さておき、
来年もできる限りいい瞬間を作りたいし立ち会いたい。 いつでも誘いも待っています。
今年もありがとう
よいお年を。
瞬きをする間に
俺の連休も終わった。
LOSTAGEがクリスマスにYouTube限定で配信した「瞬きをする間に」を聴きながら、
出島の焼き鳥屋のカウンターで締めの卵かけご飯を食べていた。
冬にこの曲はホームシックを誘発する。https://youtu.be/MH23ObBePiw
五味岳久がブログで書いていたこと。
俺が言っていたことのような気もするし、あいつが言っていたことのような気もする。
http://d.hatena.ne.jp/hostage/touch/20181224
お互い近所にいて普段から音楽の話は絶えないから影響はまぁまぁあると思う。
AYNIW TEPOのSnow Mountainも冬によく似合うはずだ。何せタイトルに雪が入っている。https://youtu.be/l1d-poZgvR8
5000回再生ありがとう。
KBS京都ラジオで24日から27日まで4日間オンエアされる美里と俺の2人番組『レコ室からこんにちは』でクリスマスイヴの日はEnyaのOrinoco Flowを選曲した。
密かで静かな、そしてワクワクする曲。局内にこの曲のレコードを見つけた時は思わず興奮した。
27日まで番組もよろしく。
最近手に入れたレコード4枚を紹介しよう。
①Sen Morimoto - Cannonball!
FLAKE RECORDSダワさんが本人から買い取った作品とのこと。HIP HOPのフィルターがかかったJAZZ、たまに自身でラップ。正に今の音だが聴き飽きさせない不穏な遊び心もある。素晴らしい才能だなと思う。
②Street Musicians Of Yogyakarta
地元の喫茶店プリトミで購入したインドネシアのミュージシャン達のコンピアルバム。7インチも付属。
数々の渋いワールドミュージックを素晴らしいセンスで発掘しているmississippi recordsからのリリース。ジャケ良し、内容良し。これは一生物の予感がする。途中沖縄音階を使った様な曲があって、音楽が渡って来た歴史を感じた。
③DJ BALANI
アフリカはマリのDJ BALANIのビートトラックが詰まった一枚。マリのポップさとテクノの微かな硬さや重さの絶妙なバランスが良い。
これも喫茶プリトミで購入。お気に入りの一枚。
④Blood Orange - Negro Swan
FLAKE RECORDSで購入。何やら今作は地味であまり話題に上らない感じらしいが、俺は盤を買う前にApple Musicで何度も聴いていた好きな作品だ。前作も勿論良かったがこの作品を聴いてこの人が好きになった。ムードが良い。
味が濃い物ばかりが良いわけではないぞと。
たぶん2018年に買うレコードはこれが最後だろうな。今年もたくさんの音に出会った。
新品のまだ誰も触っていないフレッシュさも良いし、色んな人の手を渡って来た中古もまた良い。
友達はサンタクロース
昨日は昼からならどっとFM78.4に美里とともえと3人で出演した。
前日KBS京都ラジオで話した内容から自分の脳内で色々盛り上がって来たのもあって、少し話し足りない気分になった。
大体前回の日記に書いたこと。
一体何人が聴いてくれたのか分からないが、喋るのもたまには良いなと思った。
また機会が頂ければ話したい。
ラジオを終えてから大阪堀江にあるFLAKE RECORDSへ。
先月末からアルバムを取り扱って貰っているが店主のDAWAさんに会ってお礼を言えていなかったので。
コメントを書いたりポスターやフライヤーも渡して来た。
そして年明け1/26のツアーファイナル@心斎橋Pangeaの前売りチケットも扱って頂ける事になった。
FLAKE RECORDSは「アナタが死ぬ前までに訪れるべき魅力的な世界のレコード店 27選」にも選ばれた名店。世界中からセレクトした今を感じ取れるお店。試聴機も多くて優しいのでぜひ。
アルバム、そしてチケットの方もよろしく。AYNIW TEPOメンバーに直接言って頂いても大丈夫。
そこから心斎橋Pangeaに移動しフライヤーの折り込みをお願いして大阪をあとに。
夜は友人の五味兄弟家族のクリスマスパーティーへ。少し早めのサンタクロースの依頼があったので変身した。
ありがとうとたくさん言われて、子供達の透き通った眼差しに癒された。
プレゼントを渡して玄関から出て行き、一人のおっさんに戻ってあとは美味しい料理と酒を頂いた。
今回はこの家でサンタクロースに変身したが、確か前回は鹿のマスク男に変身した。
これの時な▼
LOSTAGE [Flowers/路傍の花]
どちらも夢を与えている事を願う。
野望
今日は朝から早起きしてKBS京都ラジオへ。
美里と二人だけでラジオに出るのはたぶん初めてだったかも。
出番前、アルバムがなぜレコードのみのリリースかっていう部分に触れて欲しいとディレクターの方に頼んだ。
ラジオ局まで来て宣伝しておきながら、CDショップにアルバムが流通していない、CDを作っていないという状況はすぐに理解して貰えないだろうと思ったので。
作ったモノをどこにどう提供するか、そういう当たり前のことをもう一度考えてそこに想いや熱意を膨らませてみたい。
そう思って今回ファーストアルバムを作った。
どの端末にも対応しているのは便利だし良いことかもしれないが、量販店やチェーン店が必ずしも良くないこともまた皆知っている。
音楽を広げたい、ただ漠然と広げたいわけではない。
CDなのかレコードなのかテープなのかYouTubeなのかサブスクなのか、音楽の容れ物も色々ある。
今回AYNIW TEPOのアルバムはレコードで提供したかった。
飲み物に例えるなら、容れ物はコーヒーマグなのか、陶器なのか、ワイングラスなのか。
それに近いかもしれない。
あとは個人農家、そういうイメージかな。
街中の色んなお店。レコード店に限らず好きなお店にAYNIW TEPOのアルバムが置いている。
それを全世界に広げたい、そういう野望はある。
協力してくれる方がいれば教えて欲しい。
熱くなったが、
肝心の喋りの方はもう少し上手くなりたい。
ラジオ終わりでキツネの嫁入りのボーカルマドナシ君と喫茶マドラグへ。
素敵なお店だった。玉子サンド、パスタもとても美味かった。
ツアー京都編も近いのでそこから京都のライブハウスを少し営業廻りして帰宅した。
これね↓
あと地元の
Pleased To Meet MeにAYNIW TEPOのアルバムを置いて貰える事になった。
随分と音楽好きが行き過ぎて拗らせてしまっている店主だが、好きなもの、好きな事を心底丁寧に扱える数少ない男の1人。
店内には面白そうな見出しの書籍がたくさん置いていて、それを読みながら飲食を楽しめる喫茶店だ。
ピンと来たらぜひ。
今日は15:30からならどっとFM78.4に出る。
ネット放送ありなので、サイト内から全国で聴けます。
よろしくダヨ
沖縄に居た
2泊3日、アルバム制作の打ち上げと銘打ってAYNIW TEPO達は沖縄へ。沖縄経験者の要と奥さんがプランニングしてくれた。
沖縄とは長い付き合いになりそうな、そんな予感がしている。
初日は那覇空港に着いて、国際通りと呼ばれる街のメイン通り付近で沖縄そばを喰らい、首里城へ。
島国として周辺国と付き合い、個性見せながら生き抜いてきた沖縄の歴史。楽器の展示もたくさんあった。交流の中で音楽も大切な役割を果たして来たに違いない。
夜は沖縄料理をひとしきり食べて宿へ。
海の見える部屋とサービスがとても良いホテルだった。
2日目は美ら海水族館へ。
ここは間違いなく今まで観てきた水族館の中でも断トツのナンバーワンだと感じた。
ジンベエザメが2匹とマンタがメインの巨大水槽の見せ方や造りも勿論美しかったが、サメの身体の作りや生態を詳しく解説した標本を展示してある部屋や深海を再現した水槽、滅多に見られない深海魚もたくさん見られたのに興奮した。
美ら海水族館の付近一帯がそういう好奇心や勉強心をくすぐる施設が集まっていて、一度では回りきれないのは少し残念だった。
途中道の駅でご当地土産を買い、夕食はBeef & Beerというお店へ。
肉メインのコース料理。前菜からデザートまで、ビールやワインもどれも素晴らしく、コストパフォーマンスは抜群だった。
ここはかなりオススメなのでぜひ沖縄行く方は味わって欲しい。
3日目は早めの飛行機だったので、その前に国際通り付近の朝市エリアを見て歩いた。大阪鶴橋の朝市を思わせるディープエリアでかなり楽しめた。
今回、渦中の辺野古付近も通ったがゆっくりこの目で見て考える時間を作ることは出来なかった。観光地としてではない感覚で次回はゆっくり見て回りたいと思った。沖縄の人とも知り合ってみたい。
最後に沖縄での戦利品を紹介。
途中で寄ったいい雰囲気の雑貨屋さんでジャケが気になったCD2枚を聴かせてもらって購入。
ベルリンに住んで活動しているSayakaStarというDJの方で、三宅洋平氏のHAISAI RECORDSからリリースされた作品。
ヨガの為に作られたアンビエントアルバムとテクノアルバム。
ジャケットは沖縄在住の田原さんというイラストレーターの方。好きだ。
ライブ無しのメンバー旅行なんてなかなかないだろうな。